FXは何がどうなると儲かる?
今回はFXで儲けが出る仕組みについて解説していきます。今回も『サルでもわかるFX』を参考に解説していこうと思います。
買った通貨が上がったとき
これで利益が出ることは、なんとなく知っている人も多いんじゃないでしょうか。
1ドル100円で購入した通貨が120円になると、1ドルにつき20円の利益になります。
1000ドル分購入していたら2万円の利益になるわけですね。
もちろん実際にはここまで大きな変動が一気に起きることは考えにくいので、こんなに大きな利益がすぐに出るわけではないのですが……
たくさん投資できる人は大きな利益が上げられそうですね。
売った通貨が下がったとき
FXでは、持っていない通貨を売るということもできます。
これから下がりそう、そう思ったら1ドル120円で売ってしまいます。
これが1ドル100円になったときに買うと、これも1ドルにつき20円の利益になります。
少しイメージしづらいでしょうか?
買うタイミングと売るタイミングを逆にして考えてみると、買った通貨が上がったときと同じ状況になりますね。慣れるまではそんな感覚で良いと思います。
スワップポイントが付いたとき
日本では、低金利政策を長い間続けています。これは知っている人も多いですよね。銀行にお金を預けても全くと言っていいほど利子が付かないのですから……
一方、オーストラリアや南アフリカランドなどは、日本に比べてはるかに金利が高いのです。
このような金利の高い通貨を買っておくと、毎年金利が付きます。
その金利分が利益になるわけです。
たとえば、米ドルの政策金利が3%、日本の政策金利が0.5%だと仮定します。
スワップポイントは、通常1万通貨を1日保有したときの単位ですので、今回は1万通貨買ったという設定で説明します。
米ドル/円を95円で1万通貨買うと、95万円分の米ドルを保有したことになります。
スワップポイントは両者の金利差で決まるので、年間2.5%のスワップポイントがつくということです。つまり、
米ドル95万円×政策金利2.5%=23,750円
年間で23,750円のポイントを得られます。
これを1日あたりの金額にしたものがスワップポイントで得られる額になるので、365日で割るとスワップポイントは65円ということになります。
じゃあ、日本円より低い金利の通貨を買ったらどうなるの?
これは簡単。金利差がマイナスになるということはスワップポイントもマイナスになります。毎日損失が出るわけです。
ここでピンと来た人もいるでしょうか。金利差がマイナスになるのなら、売ったときにプラスのスワップポイントが付くんです。
つまり……買ったときにプラスのスワップポイントが付くのなら、売ったときはマイナスのスワップポイントが付きます。そこは平等。
大きく分けると『通貨価値の上下』と『スワップポイント』の2つが、FXで利益が上がるパターンということになるんですね。
買ったり売ったり保有したり、自分に合ったスタイルで利益を上げていきましょう。
では今日はこのあたりで。
【本日の操作】
・スワップポイント14円