スキャルピングの基礎とやってみた結果。
こんにちは。
今日はアルバイトが夕方からだったため、午前中にスキャルピングをしてみました。せっかくやってみたので、スキャルピングとは何かを簡単にまとめてみようと思います。
『スキャルピング』って何?
スキャルピングとは、「数秒から数分で取引を完結させる」トレードスタイルのこと。主に個人トレーダーに人気のあるスタイルです。
スキャルピングのメリットは?
一つ目は、「ファンダメンタルズ分析が実質的に不要」だという点です。『ファンダメンタルズ分析』とは、世界各国の政治・経済・金融の状況をもとに、各通貨の力関係を予測する分析のことです。
たとえば、雇用統計や要人の発言、テロ、天災などが重要になってきます。世界の情勢を知る必要があるこの分析は、長期的なトレードに向いた分析であるため、超短期売買のスキャルピングにおいては実質的に不要だと言えるでしょう。
二つ目は、少額の資金から参入できる点です。長期にわたってポジションを持ち続けるわけではないため、ロスカットされないために必要な資金が少なくて済みます。
三つ目は、資金効率が良い点、四つ目は、トレードチャンスが多い点です。特にトレードチャンスが多いという点は、長期的な売買に比べて大きなメリットと言えるでしょう。
スキャルピングのデメリットは?
一つ目は、一回のトレードで得られる利益が少ない点です。短時間に何千何万といった売買差が出ることは考えにくいです。一度に手に入る額は、1万通貨の売買だとしても数百円程度でしょう。
二つ目は、スプレッドの影響が極端に大きい点です。一度に出る利益が数十から数百円程度なのに対し、スプレッドの影響で最初から数円から数十円程度の損失が出た状態からのスタートとなります。長期的なトレードならともかく、スプレッド値が大きく影響するのは明白です。
三つ目は、チャートに拘束される点です。仕事中や学校にいる間はなかなかやることができないかもしれませんね。
四つ目は、身体的負担が大きく、反射神経も必要な点です。ずっとチャートを見ていなければならないため体力が必要ですし、目標の値に達したときにすぐに決済をする反射神経も必要です。
スキャルピングに必要な技術は?
一つ目は、優位性があるスキャルピング手法です。取引コストが大きいため、かなり収益性が高い手法でないと、継続的に利益を出すことはできません。
二つ目は、一定水準以上の身体能力です。短時間で局面が変わるため、秒単位での判断能力が求められます。また、長時間チャートに張り付く必要があるため、集中力、体力も欠かせないです。
三つ目は、ツールを使いこなせる程度のITスキルです。といっても、取引画面を使いこなせる程度で問題はありません。
四つ目は、テクニカル分析です。『テクニカル分析』とは、チャートの情報に対して経験的洞察や数学・統計的観点から、未来の値動きを予想する分析のことです。チャートをパターン化し、過去のチャートから似たようなパターンを探し出すことで、これから先も同じ展開になるかを判断します。
テクニカル分析をする上では、価格変動から計算されるトレンド系と値動きの過熱感を判断するオシレーター系の指標が役立ちます。
スキャルピングに必要な環境は?
一つ目は、スキャルピングを認めている口座です。FX会社によっては、スキャルピングを禁止している規約で禁止している場合があります。公式サイトなどであらかじめ確認しておきましょう。
二つ目は、通信速度が速く、なおかつ安定している回線です。といっても、一般的な光回線で十分なので、特別な回線を導入する必要があるわけではありません。
三つ目は、一定以上のパソコンです。取引場面がサクサク動く程度のパソコンは必要です。また、同時に情報が収集できる複数モニターの導入も検討すると良いでしょう。
実際にスキャルピングをやってみた
これは、今日の僕の取引履歴です。
それぞれの取引の時間を見てみると、新規注文から決済までの時間は数分程度になっています。このようにして小さな利益、または損失を重ねることで利益を上げていく手法がスキャルピングです。
スキャルピングの基礎、理解していただけたでしょうか?
少しでもためになれば幸いです。
それでは今日はこのあたりで。
【本日の操作】
・5000円の追加入金
・米ドル/円のスキャルピングで52円の利益確定
・スワップポイント合計18円